きたえーるキッズクラブ

きたえーるキッズクラブ

概要

2・3歳の大事な時期に遊びを通じて「走・跳・投」の基本動作を学び、親子のふれあいや体力向上を図る教室です。滑り台や平均台を使ったサーキットトレーニング、リズム遊びやダンスなど体を動かすことが「楽しい!」と思えるようなプログラムを行います。キッズクラブは柔道室のクッション性の効いた床で、かつ柔らかい遊具を使用するため、安全性も兼ね備えています。

サーキットトレーニング

様々な遊具を並べコースに見立て、何度もコースを用るトレーニングです。同じコースを繰り返し行うことで、出来なかったものが出来るようになったり様々なお子様の成長を感じることができます。徐々にできることが増えていき、楽しさの中にも基本動作を学べます。

お申し込み

講師紹介

布上 恭子(ぬのがみ きょうこ)先生

  • サブ講師
  • 北海道大学大学院 教育学研究科 修士課程修了
  • NPOみんな生き生き生涯学習研究会 北海道理事
  • 平成17年~きたえーるキッズクラブメイン講師

きたえーるキッズクラブ及び NEXTの活動ご案内

日本は世界一の長寿国を長年誇ってきました。そして80歳現役を私自身が推奨していた時から10年もたたないうちに90歳現役目指し100歳人生を謳歌するにはどうするかという話題が出るようになりました。しかし、それは高齢者は意識しておりますが、若い人は今の時代を当たり前と感じているようです。

そして実際一頃からみれば芸能界も芸術家達、政治家も70代でも当たり前のように活躍しています。現状今の100歳前後の88%は女性であり、寝たきりが多いことで、日本は寝たきりで長寿国であると世界に広がり「寝たきり」は「カラオケ」同様に日本語で伝わっているということです。そして「健康長寿」という言葉が出るようになりました。70歳過ぎれば病気にかかり、病院通いが当たり前のように言われることから、健康で長寿になるようにと政府も取り組んでいますが、現状は30代40代の女性の健康状態がよくなく、体力低下が著しいと報道されました。そこで日々の生活をみればどこでも車で出かける、買い物はほとんど車、一日8,000歩が健康維持に必要と言われようと歩数計をつける様子もなく歩くということが意識下にないようです。

殆ど子供の頃から車移動が多くなった時代の人達です。しかし一方東京マラソン参加の様子を見ても、衣装を身に着け仲間と共に笑いながら走り、しかもゴールに到達する人達がおり、日々スポーツクラブなどでハードなレッスンに取り組む人達がいるのです。その人達が100歳人生を考えながら生きているとは思えません。

普通に生きていて100年元気で生きられるとは考えられません。今の超高齢者達は、幼児期は毎日元気に遊び、小学生時代は敗戦の後の絶える生活を経験しています。車どころか自転車も簡単には買えませんでした。殆ど自分で行動する生活です。機械化が進んで少しは生活が楽になったのは60年程前のことです。そこからだけみても社会は電機製品に囲まれ豊かな生活が当たり前のようになりました。

人は先読みせず流されて生きていると思わぬ出来事にぶつかります。精神的に耐えられなくなります。引きこもりという言葉が見え隠れして、最近ではその人達が高齢化していることでの難題があふれ出てきています。

環境が人の生き方を変えていきます。流されていれば大きな岩にぶつかるかのような衝撃が起き、立ち上がれなくなるようです。最近の病は自ら作り出していることが多く、検診ではなんでもなくても体調がすぐれない、一方で超元気な人が急に胃がんで亡くなる、心臓に関わる病で急死する例もよく聞く話です。

やはり生れ出た時から、このような環境で生きていくには、しかも100歳人生を謳歌するには、せめて成長するまでの20年は意図的に計画的に心身をつくり上げていく必要がありそうです。目先のことにとらわれず先を見通して、子供の発育発達促進できる内容の提供が必要だと思います。

特に幼児期の育て方が昔と大きく異なってきていますが、果たして生れ出てすぐに歩くようになっているでしょうか?生まれてからの日々の変化を観察すれば、寝返り、首をもたげ、背筋強化し、体をねじり体側の強化、手足をばたばたさせ、声を上げるなど大人は何も教えていませんが色々なことに挑戦しています。

立ち上がる前には、ハイハイを上手に行い、スピードも上がってきます。お座りから立ち上がり、つたい歩きをして体側の筋肉を鍛えています。ぴょんぴょん跳ね上がり膝の使い方を確かめているかのように見えます。こうしてやっと歩くようになります。幼児教育に関心をもち始めて60年以上経過しました。そして19年のキッズクラブ活動から幼児の様子が変化していることが気になります。

この度キッズクラブが新しい活動方針で始まるにはそれなりの理由があります。普通は20年きりの良い時期を考えるかもしれませんが、コロナ騒動から4年経過し、子供たちのからだに変化が出てきていると感ずれば1年でも待てません。

活動内容自体に変化はありませんが、考え方や携わり方が変化します。勿論長い指導経験をもとに、多くの理論を担ぎ、新たな考えで指導していきますが、保護者とも話し合いながら、最高の活動にすべく努力いたします。100歳元気に生きる為の基礎作りともなるきたえーるでの幼児期から小学生までの活動は年代層の連携を持ちながら進みます。まずは幼児期を学びながら子育てできる良い場にしたいと思います。

布上 恭子

活動写真